検品代行サービスを徹底解説!〜利用するメリット・デメリットからお勧めサービスの紹介まで〜

目次

検品とは

検品代行サービスをご説明する前に、まずは検品作業自体について詳しく知っておきましょう。
検品には「出荷検品」と「入荷検品」の2種類あります。

入荷検品

入荷検品とは、自社の工場や仕入れ先から届いた商品が注文通り届いているかを確認する作業です。
発注書・納品書と、実際届いた商品の種類や数量などを確認した上で、初期不良がないかも合わせてチェックします。

出荷検品

出荷検品とは、自社の工場やネットショップに入った注文を発送する前に、注文内容と発送予定の商品の種類や数量などが一致しているかを確認する作業です。
また、入荷検品と同じく出荷する商品に初期不良がないか、梱包・発送の質に問題がないかもチェックします。

検品の重要性

ここまでお読みいただいた方の中には、そこまでチェックするのは面倒だなと感じたかもしれません。
ただ、入荷検品を行わなかった場合、予定していた部品が不足して製造に遅れる。仕入れた商品が揃わない、もしくは欠品がある場合は単純にお金を支払っただけになるなど、トラブルに繋がります。
出荷検品も同様で、取引先やお客様の注文内容通りに届けられなかった場合は、取引先・お客様の信頼を裏切ってしまいます。
信頼を裏切った結果、次の取引や注文がなくなり、売上低下の原因となります。

検品代行サービスとは

検品代行サービスと一口に言っても、サービス内容は会社によって様々です。
ただ、基本的には先ほどお伝えした入荷・出荷時の検品作業をプロのノウハウを活用して、正確に行ってもらえると思えば、間違いありません。
単なる検品に留まらず、在庫の保管までしてくれるサービスや在庫管理システムと連携して在庫管理サービス、発送まで代行してくれるサービスもあるため、自社のニーズに合わせたサービスを選ぶことで検品代行サービスを活用するメリットが大きくなります。

検品代行サービスを利用する3つのメリット

検品代行サービスを検討する方は、検品作業について何かしらの問題を抱えているかと思います。
また、検品作業が必要な事業をこれから始める方は、自社で行うか代行サービスを活用するか迷いますよね。
ここからは検品代行サービスを利用する3つのメリットをご紹介します。
ご紹介する3つのメリットは、自社の問題を解決するものか、自社で検品作業を行うメリットを上回るかという観点で検品代行サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

検品ミスが減る

検品代行サービスを提供している会社は当たり前ですが、検品のノウハウ・経験を持っており、商品の欠品はもちろん初期不良も確実にチェックして見つけてもらえます。
検品のノウハウを持っていない会社であれば、検品代行サービスを利用することで検品ミスは減らせるはずです。

コア業務にリソースを集中できる

検品作業が自社の強みである会社は、検品代行サービスを提供されている会社以外ではないと思います。
そのため、検品作業をアウトソーシングすることで、自社の社員が検品作業に使っていた時間を他の業務に使うことができます。

閑散期の固定費が抑えられる

繁忙期に合わせてスタッフを雇うと、閑散期は余分に人件費がかかってしまうケースは多いです。
検品代行サービスを利用すれば、閑散期も検品作業にかかる費用は最低限に抑えられます。

検品代行サービスのデメリット

検品代行サービスを利用する前に、デメリットについてもちゃんと検討しておかなくてはいけません。
ここから先は検品代行サービスのデメリットをご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

検品代行サービスを導入する手間がかかる

検品代行サービスを導入するためには、商品の説明・検品する項目の決定と説明など、検品する基準を決めて代行業者に伝える必要があります。
検品する基準をドキュメント化しておらず、各スタッフの裁量で行っていた場合は検品する基準のドキュメント化作業が必要です。
これから検品作業が必要な事業を立ち上げる場合は、検品の基準を自社でも把握していないため、検品代行サービスの導入はハードルが高いと言えます。

出荷するまでのスピードが落ちる

出荷時の検品を代行してもらう場合、検品作業代行業者が検品してから、自社で発送となるため出荷までのスピードが落ちてしまいます。
注文から出荷するまでのスピードは、顧客満足度に大きく影響があるため、検品作業代行サービスを利用した場合は出荷までに何日かかるかはしっかり把握しておきましょう。

おすすめの検品作業代行サービス10選

ここまでで、検品作業代行サービスについて、メリット・デメリット含めてご説明してきました。
次に知りたいのは、おそらくどんな検品作業代行サービスがあるのか、ということですよね。
ここから先はおすすめの検品作業代行サービスをご紹介いたします。

株式会社アセットオール

株式会社アセットオールでは、人材派遣の一環として検品作業代行も行っており、検品だけでなく発送や棚卸しまでサポートしてくれる人材を派遣してくれます。
自社内で検品から発送までしたい方におすすめの検品代行サービスです。

株式会社拓洋

株式会社拓洋では、在庫管理から検品作業、発送までトータルで物流をサポートしてくれます。
検針器やX線器といった特殊な機械を使って検品する、質の高い検品作業が特徴です。

乾汽船株式会社

乾汽船株式会社では、検品作業を含めた物流全体の最適化を提案してくれます。
毎月の入荷・出荷の量が多い場合はサービス導入のメリットが大きくなる可能性が高いです。

いいなロジ株式会社

ネット通販の物流アウトソーシングをトータルでサポートしているいいなロジ株式会社
検品作業はもちろん在庫の管理、翌日発送への対応などネット通販に必要な業務をトータルで依頼できます。

有限会社フクミ物流

有限会社フクミ物流は、「ザ検品」という検品作業に特化したサービスを提供しています。
職人よる高品質な検品と大量の検品への対応が特徴です。

大嘉倉庫株式会社

大嘉倉庫株式会社は、検品作業・在庫管理だけでなくラベル貼りにも対応する幅広いサービスが特徴。
反物の保管に力を入れていることも特徴の一つです。

meteco

metecoは、質の高い検品作業が特徴です。
輸入商品の検品は外観検査・規格検査を日本のエンドユーザーの目で行うため、輸入商品の販売を行っている方にお勧め。

株式会社 新進商会

株式会社新進商会は、中国国内で組立・加工から検品作業、輸出入代行作業などを行っており、中国国内での作業でありながら、日本国内と品質基準を実現している会社です。

リバリュー

リバリューはコスト削減を付加価値として、検品作業を含めた様々な物流サポートを行なっている会社です。
返品受付センター自体をリバリューへ移管したり、倉庫に滞留している商品を買い取ってくれたり、様々なサービスを提供しています。

みんなの代行

最後にお勧めするサービスは、みんなのコア業務を運営している会社が提供している「みんなの代行」です。
ここまでご紹介したサービスはどちらかといえば、毎月の入出荷が多い会社や既に入出荷を継続的に行なっている会社向けです。
そのため、小ロットの場合やこれから事業を立ち上げる方には、サービス導入コストが高いと感じるかもしれません。

しかし、みんなの代行なら小ロットでも対応しており、検品業務の導入に必要な業務設計や検品基準の設定からサポートしており、毎月の入出荷量が少ない会社やこれから事業を立ち上げる方でも導入しやすいサービスと言えます。検品作業だけでなく、在庫管理や発送代行も可です。
みんなの代行サービスが気になった方はお気軽にお問合せください。

まとめ

この記事では検品作業サービス自体の説明からメリット・デメリット、お勧めの検品代行サービスの紹介まで行なってきました。
自社のコア業務にリソースを集中するための代行サービスは他にも色々あります。
コア業務に集中して売上を伸ばしたいのであれば、その他の代行サービスも検討してみてはいかがでしょうか。

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